【12月23日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)を率いたことで知られるアブラム・グラント(Avram Grant)氏が22日、ザンビア代表の監督に就任した。

 グラント氏はウェストハム(West Ham)やガーナ代表なども指揮した67歳。契約期間は2年で、給与問題の末に辞任したアリョーシャ・アサノビッチ(Aljosa Asanovic)監督の後任となる。

 最初の任務は、直近3大会連続で予選敗退に終わっているアフリカネーションズカップ(Africa Cup of Nations 2023)の出場権獲得となる。2012年に唯一のアフリカ制覇を果たしているザンビアは世界ランキングで現在88位につけており、2023年のネーションズカップ予選ではコートジボワールやコモロ、レソトと同組となっている。

 グラント氏は記者会見で「ここにいられてとてもうれしく思う。ザンビアには可能性があると思う」とコメントした。

 ザンビアサッカー協会(FAZ)のアンドリュー・カマンガ(Andrew Kamanga)会長は、「われわれはアフリカサッカー界のエリートに戻る」と自信をのぞかせ、グラント氏の招聘(しょうへい)はザンビアサッカー界の「新たな夜明け」を告げるものだと述べた。(c)AFP