【12月23日 AFP】2024年パリ五輪のアーティスティックスイミングで、五輪史上初めて男子選手の出場が可能となることが、22日に決まった。選手からは「画期的」な決定だと歓迎する声が上がっている。男子選手の出場が認められるのは8人によるチーム種目で、各チーム最大2人まで男子選手が参加可能となる。

 世界水泳選手権(FINA World Championships)では、2015年から男子選手の出場が認められており、ハンガリー・ブダペストで開催された今年の大会では混合デュエット2種目が実施された。

 2017年と2022年に世界水泳の混合デュエットを制しているイタリアのジョルジョ・ミニジーニ(Giorgio Minisini)は「今回の発表は、アーティスティックスイミングの歴史において画期的な出来事だ」と歓迎した。

 2015年の世界水泳で、混合デュエット・テクニカルルーティン(TR)の初代王者となったビル・メイ(Bill May、米国)は「アーティスティックスイミングに男子選手が含まれるなんて、かつては不可能な夢だった」とし、「これは、夢は大きく持つべきだという証しだ」と喜んだ。(c)AFP