【12月22日 AFP】ロシア国営宇宙企業ロスコスモス(Roscosmos)のドミトリー・ロゴジン(Dmitry Rogozin)前社長(59)は22日、同国の支配下にあるウクライナ東部ドネツク(Donetsk)で砲撃により負傷し、手術が必要になると明らかにした。

 ロゴジン氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、21日夜に右肩甲骨の上に金属片が刺さり背中を負傷したため、手術が必要になると投稿した。

 同氏はウクライナ侵攻を熱烈に支持しており、ロシア軍に協力する親ロ派武装勢力の軍事顧問団を率いている。同氏は7月、ロスコスモスの社長職を解かれていた。

 ロゴジン氏はホテルのレストランで「仕事の打ち合わせ」中に負傷したと説明。一方、国営テレビ局「ロシア24(Rossiya 24)」は、同氏が誕生日を祝っている最中に起きたと伝えた。

 ロシアの捜査当局は、ロゴジン氏以外にも死傷者が出たこの攻撃について、フランス製の砲撃システム「カエサル(Caesar)とみられる高精度弾」で行われたとの見方を示している。(c)AFP