【12月28日 Xinhua News】中国青海省(Qinghai)海南チベット族自治州貴南県はチベット刺しゅうのふるさととして知られる。

 伝統的な作品はタンカ(チベット仏教の仏画)や民族衣装が中心で、青蔵高原に連綿と伝わる農耕文明と悠久の歴史文化を伝えている。地元ではここ数年、刺しゅう産業の発展に注力し、高原の動物や気候風土などの要素を取り入れた芸術品として鑑賞性やコレクション性を高め、歴史ある産業の新たな活力を引き出している。

 県内のチベット刺しゅうの年間生産額は2600万元(1元=約19円)に上り、製品は米国やネパール、タイ、イランなどに輸出されている。(c)Xinhua News/AFPBB News