【12月22日 CGTN Japanese】中国広核集団有限公司(以下「中広核」)汕尾洋上風力発電プロジェクトのすべての発電ユニットが20日、送電を開始しました。これは中国最大の低コスト洋上風力発電所が稼働したことを意味しています。

 中広核汕尾洋上風力発電プロジェクトは3期に分けて建設され、発電容量は140万キロワット(kW)で、広東省(Guangdong)東部における初の100万キロワットクラスの洋上風力発電基地です。中国の他の低コスト洋上風力発電プロジェクト建設のモデルとなるものとみられています。

 中広核新エネルギー汕尾洋上風力発電公司の包秀鵬総経理は、「発電容量140万キロワットの中広核汕尾洋上風力発電基地の全面完成・稼働により、毎年約40億キロワット時のクリーン電気エネルギー供給が可能で、これは標準炭約127万トン、CO2排出量約310万トンの削減に相当する」と説明しました。

 低コスト洋上風力発電とは、政府による補助金がなく、電力卸売価格が火力発電と同水準になるものを指し、洋上風力発電産業が政策主導型から市場主導型への対応にシフトしつつあることを示しているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News