【12月21日 AFP】米高官は20日、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、冬季攻勢を仕掛けるべきかどうかロシア指導部内で意見対立が生じているとの見方を示した。ウクライナ側は、ロシアが首都キーウ掌握を再び試みる可能性があると警戒している。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は軍上層部に対し、ウクライナ侵攻の今後について「短期および中期」計画を提出するよう要求したと公言している。

 米高官は匿名を条件にAFPに対し、ロシア指導部内の一部はウクライナでの攻撃続行を望んでいる一方で、ロシア側にその実行能力があるかどうか疑問視する声もあると明かした。

 その上で同高官は、もし侵攻の様子に変化があれば、米国は迅速に対応すると明言。さらに、米国はウクライナに対し、今後も「ロシアの侵攻から効果的に自衛する手段」を可能な限り提供していくとの方針を示した。

 またウクライナ側について同高官は、気象状況を理由に領土奪還に向けた反攻を緩める意図はないとし、「ロシア側はこの点も勘案しなければならないと思う」と述べた。

 ウクライナ軍司令部は、ロシア側が地面の凍結を待って大規模攻勢を仕掛ける準備を進めており、キーウ掌握も企図していると警戒を示している。(c)AFP