【12月22日 Xinhua News】中国工業・情報化部の田玉竜(でん・ぎょくりゅう)総工程師(チーフエンジニア)は20日、周波数資源の統一的かつ合理的な配分を図り、インダストリアルインターネットや広域にわたるモノのインターネット(IoT)、自動車用インターネットなどで使用する周波数の配分計画を前倒しで進め、周波数資源の供給を絶えず拡大し、デジタル経済発展の基礎を固めると表明した。

 同部と国家ラジオテレビ総局、広東省人民政府が同日、会場とオンラインを組み合わせて開いた2022中国無線通信大会で明らかにした。

 デジタル経済と次世代情報技術の急速な発展に伴い、無線周波数が次世代情報インフラの重要な資源となっており、既存産業の転換・高度化や戦略的新興産業の発展・拡大を推進する重要な生産要素にもなっている。田氏は、関連部門と共同でトップダウン設計を強化し、第5世代移動通信システム(5G)や自動車用インターネット、インダストリアルインターネットなどの周波数政策を打ち出し、デジタル経済の発展と既存産業の改善・向上を支援する考えを示した。

 田氏はさらに、同部が今後、関連部門と共同で、将来を見据えた研究や全体的計画に尽力し、周波数資源が構造的に不足している矛盾の解決に力を入れ、政策支援を強化すると表明。企業や研究機関の重要技術研究を奨励し、国内外と産業チェーンの川上・川下資源の集約を急ぐとともに、無線の新たな活用、新業態、新モデルを数多く育成し、開放協力を堅持した上で、世界の周波数ガバナンスに積極的に参加すると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News