【12月30日 AFP】北極線よりさらに北へ200キロ、スウェーデン北部のユッカスヤルビ(Jukkasjarvi)にある有名な「アイスホテル(Ice Hotel)」がこの冬もオープンした。

 1989年に初めて建設されたこのホテルは毎年、建築家や芸術家の協力を得ながら、削り出した氷と周辺の雪を使って一部の客室を改装したり、新しいデザインを採用したりしている。AFPは今回、建設中の内部の様子を取材した。

「アイスホテル」のクリエーティブディレクター、ルカ・ロンコローニ(Luca Roncoroni)氏は、建材として使用する氷はホテル近くのトルネ川(Torne River)のものだと説明。「ここ6~7年は気温が大きく変化しているのが分かる」と話した。

「昨年は、24時間のうちに氷点下15度から5度まで気温が大きく変化した。雪と氷で建物を造るためには安定した温度が必要。気温が激変する中での建設は難しい仕事です」

 建設中の映像は11月に撮影、オープン後の映像は12月に撮影・提供。(c)AFP