【12月25日 CGTN Japanese】世界初の3200トン級ジャッキアップ型風力発電施設設置作業船「N966」が20日、中国東部に位置する江蘇省の海運埠頭(ふとう)で引き渡され、出航しました。同船は洋上風力発電所の建設を行うため、イギリスの北海に向かっています。

 この作業船は中国の企業がベルギーの船主から受注したものです。メインクレーンのつり上げ荷重は3200トンを超え、これまでの同型船の最大のつり上げ荷重となっています。つり上げの高さは最大で325メートルに達し、最大水中作業深度は80メートルを超え、最大荷重は1万6000トンを超えます。

 世界初の第4世代風力発電施設設置作業船として、「N966」は高いつり上げ能力、良好な操縦性、大きな空間容量、エネルギー消費量の抑制および低排出量などの特長があり、風力発電ユニット設置のほか、石油・天然ガス関連業界にも利用できるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News