【12月19日 AFP】スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督の1982年の映画『E.T.』の撮影に使われた地球外生命体「E.T.」のロボットが先週末、オークションに出品され、260万ドル(約3億5400万円)で落札された。

 E.T.のロボットに使われた技術は、アニメーション(動作)と、エレクトロニクス(電子工学)を組み合わせた造語で「アニマトロニクス」と呼ばれる。85個のジョイントによって目や首、そしてE.T.が友達になった少年エリオットに「家に電話したい」と伝えた時にピンと立てた指まで、コンピューターの遠隔操作で生き生きと動く。

 オークションでは、別のE.T.の模型が12万5000ドル(約1700万円)で、E.T.とエリオットらが警察から逃げるシーンで使われた自転車は11万5000ドル(約1560万円)で落札された。

 オークションは、米カリフォルニア州ビバリーヒルズ(Beverly Hills)の競売会社ジュリアンズ・オークションズ(Julien's Auctions)とターナー・クラシック・ムービーズ(Turner Classic Movies)が主催した。

 映像は12日撮影。(c)AFP