【12月18日 AFP】ベトナムの元美容師グエン・ティ・キム・クイさん(71)は、野良犬が食べられてしまうのを防ぐため、保護活動に力を入れている。

 ベトナムで犬肉はごちそうとされ、年間およそ500万匹が食べられているが、同国は犬肉食を段階的に廃止しようとしている。

「犬や猫の肉を食べるのは、私にとっては犯罪だ」と話すクイさん。「私にとって、犬は真の友人です」

 ベトナムの犬食文化は徐々に変化し、犬をペットや友として扱う人々も増えてきたと説明する。

 トゥクトゥクに犬たちを乗せたクイさんの姿はハノイの名物となっている。

「みんなにこにこして、時には犬にプレゼントをくれる人もいる。この子たちは市民に愛されている」

 クイさんは「(ペットは)悲しみや苦しみを癒やしてくれる」として、「できることなら、捨てられたり虐待を受けたりしたすべての犬の世話をしたい」と話した。

 映像は15日撮影。(c)AFP