【12月18日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は17日、3位決定戦が行われ、クロアチアがミスラフ・オルシッチ(Mislav Orsic)の決勝点でモロッコを2-1で下した。欧州勢がW杯で3位になるのは、これで11大会連続となる。

 一方、史上初めてベスト4に進出したモロッコは、前回大会(2018 World Cup)で準優勝したクロアチアとの今大会初戦で闘志あふれるプレーを見せ、その意思を示していた。

 両チームの再戦は、0-0の引き分けに終わった前回の対戦とは全く異なる展開となった。

 クロアチアはロブロ・マイェル(Lovro Majer)の周到に用意されたFKをイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)が折り返すと、今大会で活躍したスターの一人、ヨシュコ・グヴァルディオル(Josko Gvardiol)がダイビングヘッドで合わせ、7分で先制に成功した。

 しかしその2分後、モロッコはハキム・ツィエク(Hakim Ziyech)のFKがマイェルの頭に当たって高く上がると、これをアクラフ・ダリ(Achraf Dari)が頭で押し込み、同点に追いついた。

 それでもクロアチアは前半終了間際、敵陣の深い位置でこの日が代表デビューとなった18歳のビラル・アル・ハヌス(Bilal El Khannouss)からボールを奪うと、最後はオルシッチがカーブのかかった華麗なシュートをファーサイドに蹴り込み、ボールはポストに当たってネットに吸い込まれた。

 対するモロッコは終盤にPKをアピールするもこれは認められず、ユセフ・エン・ネシリ(Youssef En-Nesyri)のヘディングもクロスバーをわずかに越えていき、巻き返すことはできなかった。(c)AFP