【12月18日 AFP】17日に行われたサッカー豪1部Aリーグのダービーマッチで、ファンがピッチに侵入してGKを襲撃するという「衝撃的」な光景が展開され、試合が中止された。このGKは脳振とうが疑われている。

 同リーグは今週、今後3年間のグランドファイナル開催地をシドニーに決定。すると、メルボルン・シティ(Melbourne City)とメルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory)のダービーではその抗議活動が暴徒化し、前半で試合が打ち切りとなった。

 両チームのサポーターは開始20分の時点で会場を後にする予定だったが、シティのGKトム・グローバー(Tom Glover)が発煙筒を投げ返したためか、ビクトリーのファンが同選手に敵意を見せた。地元メディアによれば、この直前には発煙筒がカメラマンの背中を直撃していたという。

 多数のファンがピッチに侵入し、そのうちの一人がバケツをグローバーの顔面に投げつけるなど乱闘が発生し、集団の一部がクロスバーにぶら下がった。プレーは中断され、試合が中止になると両チームはピッチを後にした。

 1-0でリードしていたシティはツイッター(Twitter)に「トム・グローバーは控室で治療を受けており、脳振とうの可能性がある」と投稿した。

 同国サッカー連盟(Football Australia)は、アレックス・キング(Alex King)主審も負傷したと明かした。

「オーストラリアサッカー界にこうした振る舞いの居場所はない。オーストラリアサッカー連盟による徹底した調査が直ちに開始され、厳しい制裁が言い渡されるだろう」

 一方でビクトリー側は「打ちひしがれている」と述べた上で謝罪した。

「トム・グローバーとアレックス・キング主審、カメラマン、ならびに全ての選手、審判、あの恐ろしい行為を目撃した全ての人に、クラブは正式に謝罪したい」 (c)AFP