【12月17日 AFP】飲酒が禁止されているインド東部ビハール(Bihar)州で今週、有毒な密造酒を飲んで少なくとも37人が死亡した。当局が17日、明らかにした。62人が死亡したとの現地報道もあるが確認が取れていない。

 犠牲者の家族によると、複数の村の住民が12日、結婚式などで地元産の酒を飲んだ後、腹痛や視力障害を訴え、嘔吐(おうと)し始めた。15日までに20人以上が死亡し、17日時点で十数人が重体で入院している。

 警察の担当者はAFPに対し、これまでに37人が死亡したと明らかにした。

 警察は15日からの3日間で、酒類の密造と販売に関与した容疑で100人以上を拘束し、密造酒600リットル以上を押収した。

 地元当局は、ドローンやヘリコプター、モーターボートで闇市場を取り締まる方針を発表しているが、インドでは同様の事件が相次いでいる。(c)AFP