【12月16日 AFP】昨年生まれた九つ子が、母親と共にマリに帰国した。親子は出産と治療のためにモロッコの病院に入院していた。マリの保健相が九つ子を出迎え、子どもたちの元気な姿を喜んだ。

 マリ北部出身の母親、ハリマ・シセ(Halima Cisse)さんは昨年5月にモロッコのカサブランカ(Casablanca)で女児5人と男児4人を帝王切開で出産した。

 今月13日に帰国した九つ子は、片手で哺乳瓶を持ってミルクを飲んだり、立ち上がったりして元気な姿を見せた。

 取材に応えた九つ子の父親、カデル・アービー(Kader Arby)さんは「この子たちはアービー家の子どもですが、マリやアフリカの子ども、世界の子どもでもあります。本当に感動するぐらいうれしいです」と話していた。

 映像はマリのテレビ局ORTMが13日撮影・提供。(c)AFP