ベッカー氏釈放、ドイツへ強制送還
発信地:ベルリン/ドイツ
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【12月16日 AFP】元男子テニスのボリス・ベッカー(Boris Becker)氏(55)が15日、2017年の破産宣告に関連した罪で服役していた英刑務所から釈放され、母国ドイツに強制送還された。同氏の弁護士が明らかにした。
独ベルリンに拠点を置くクリスチャンオリバー・モーザー(Christian-Oliver Moser)弁護士は、現役時代に通算6度の四大大会(グランドスラム)制覇を果たしたベッカー氏が「英国で釈放され、きょうドイツへ向かった」と公表した。
また、ベッカー氏が「刑期を終え、ドイツにおいて刑法の制限を受けることはない」と補足した一方で、同氏の行き先に関する情報開示を退け、インタビューのリクエストにも「回答しない」と述べた。
ベッカー氏はスペイン・マヨルカ(Majorca)島に所有していた300万ポンド(約5億円)以上の不動産の未払いをめぐって債権者に5000万ポンド(約84億円)の返済義務があり、2017年に破産宣告を受けた。その際に、250万ポンド(約4億2000万円)の資産およびローンを隠して借金返済を免れた破産法違反で、今年4月に禁錮2年6月の実刑判決を受けていた。(c)AFP/Deborah COLE and Phil HAZLEWOOD in London