【12月15日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は15日、サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)でフランスがモロッコを下した準決勝を現地で観戦した自身の判断に問題はなかったとの考えを示した。カタールをめぐっては、欧州議会(European Parliament)議員らが絡む汚職事件の捜査が進んでいる。

 マクロン氏は14日夜にカタールで準決勝を観戦した後、欧州連合(EU)の首脳会議に出席するため、ベルギー・ブリュッセル入りした。

 カタール訪問について、ブリュッセルで報道陣に問われたマクロン氏は「全く問題ない。4年前にはロシアでフランスチームを応援した。カタールでも応援する」と語った。同氏は、18日のフランスとアルゼンチンの決勝を観戦するため、再度カタール入りする予定。

 ベルギー警察は、カタールが欧州の政治家に賄賂を渡したとされる事件の捜査を進めている。これに絡み、欧州議会議員ら4人が訴追されている。(c)AFP