【12月17日 People’s Daily】11月8日、上海市で開かれた第5回中国国際輸入博覧会の期間中、「長江デルタG60科学革新回廊高品質発展要素マッチング会議」が開催された。同回廊専門チームのメンバーとG60高速道路沿いの9市区の指導者が、質の高い発展について協議した。

 参加した市区は、上海市松江区(Songjiang)、江蘇省(Jiangsu)蘇州市(Suzhou)、浙江省(Zhejiang)の杭州市(Hangzhou)、嘉興市(Jiaxing)、金華市(Jinhua)、湖州市(Huzhou)、安徽省(Anhui)の合肥市(Hefei)、宣城市(Xuancheng)、蕪湖市(Wuhu)。これら9市区は、G60高速道路や上海ー蘇州ー湖州を結ぶ滬蘇湖鉄道などの輸送ルートで結ばれている。

 9市区は2018年、「長江デルタG60科学技術革新回廊3.0」を共同で構築。 2019年にはG60科学技術革新回廊が長江デルタ統合開発のための国家戦略プラットフォームに昇格した。

 9市区には1000を超える国家・省レベルの重点実験室や技術研究センターがある。研究開発強度(売上高に対する研究開発費の比率)は平均3.5%に達し、ハイテク企業は3万6500社を数える。「専精特新(専門化・精密化・特徴化・斬新化)」に優れた「小さな巨人」と呼ばれる中小企業は921社、創業インキュベーター拠点は1300か所に上る。

 9市区は共同出資を通じて、地域を横断した科学技術の革新に取り組んでいる。効率的で便利な行政サービスや知的財産権の保護、人材の育成、企業への支援を強化している。

 G60科学技術革新回廊の構築以降、9市区の戦略的新興産業の付加価値額は国内総生産(GDP)の11.5%から15%に上昇。ハイテク企業の数は国内の10分の1に上り、新興ハイテク企業向け株式市場「科創板」に上場する企業の5分の1を占めている。

 今年第3四半期、9市区のGDPは前年同期比で3.9%増え、輸出入総額は112%増加した。6月以降、1300 以上のプロジェクトが署名され、総投資額は1兆2600億元(約24兆4314億円)規模に達している。

 マッチング会議で発表された中間評価報告書では、「科学技術革新回廊が各地域の経済整備と土地システムを構築する上で主導的役割を果たし、質の高い開発を行っている」と指摘。2025年には長江デルタG60科学技術革新回廊が国際的な影響力を持つゾーンに飛躍し、中国における重要な革新の源となるとしている。(c)People’s Daily/AFPBB News