【12月13日 AFP】サッカー元ブラジル代表のレジェンド、ペレ(Pele)氏(82)は健康状態が徐々に改善されているものの、退院の時期については未定であると、2週間前から入院している病院の医師団が12日に明らかにした。

 史上最高のサッカー選手と広く称されるペレ氏は、2021年9月に診断された結腸腫瘍の手術後に受けている化学療法を「見直す」ため、先月29日から入院していた。先日には、呼吸器感染症であることも分かった。

 病院は発表文で「退院の時期は決まっていない。(しかし)呼吸器感染症をはじめ、患者の病状は徐々に改善している」とし、「一般病棟の部屋にとどまっている。意識もあり、バイタルサインも安定している」と説明した。

 ペレ氏の娘であるケリー(Kely Nascimento)さんとフラビア(Flavia Arantes Nascimento)さんは、同氏の健康状態に関してファンを安心させるべく、終末期医療を受けているとの報道を否定している。

 米国に在住するケリーさんはこの日、自身のインスタグラム(Instagram)アカウントに2枚の写真を投稿。その1枚は父親の手を握っているもので、「到着した」とのメッセージが添えられていた。(c)AFP