【12月13日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)は12日、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)にはW杯カタール大会(2022 World Cup)でついに優勝を手にする良い星のめぐり合わせが訪れていると考えている。

 最多タイ5度目の出場、そして自身最後になるとみられるW杯で通算2度目の決勝進出を目指すメッシを擁するアルゼンチンは、13日にクロアチアとの準決勝に臨む。

 膝の負傷のリハビリに励む中、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)で冬季キャンプを行うチームに合流しているイブラヒモビッチは4強入りした各国を称賛したものの、トロフィーを手にするのはアルゼンチンだと明言した。

「どこが優勝するかはもう決まっているし、言いたいことはみんな分かっているだろう。メッシがトロフィーを掲げる。もう決まっている」

 アルゼンチンとモロッコは、クロアチアとフランスによる2018年ロシア大会(2018 World Cup)決勝の再現を阻むことを狙う。もう1試合の準決勝は、14日に行われる。

 イブラヒモビッチはフランスとクロアチアを「強国」と評したものの、メッシがトロフィーを手にするのは必然だと考えている。

 一方で、ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)へのメッセージを求められたイブラヒモビッチは「自分が何を言うかは重要ではない。誰もがW杯で勝ちたいと願っているが、誰もが勝てるわけではない」と述べた。

 ポルトガルの敗退が決まり、涙を流しながら控室に向かうロナウドの姿は世界中で繰り返し流され、W杯の栄光を目指す同選手の旅路は厳しい終わりを迎えた。

「誰もが挑戦する中で優勝できなければ当然感情的になる。優勝をすればまた違う意味で感情的になるものだ」 (c)AFP