【12月12日 AFP】ロシアで受刑中に民間軍事会社「ワグネル(Wagner)」に戦闘員として採用され、ウクライナに派遣されて戦死したザンビア人学生の遺体が11日、首都ルサカの空港に到着した。

 戦死したのはレメカニ・ネーサン・ニレンダ(Lemekhani Nathan Nyirenda)氏(23)。空港では両親や兄弟が出迎えた。家族はメディアの取材を拒否している。

 ひつぎには、キリル文字が黒いペンで書かれていた。家族の代理人によると、遺体は解剖のため安置所に移送される。

 ニレンダ氏は、ロシア国立原子力研究大学(MEPhI)で原子力工学を学んでいた。2020年4月、薬物関連の違反で9年6月の実刑判決を受けて服役していたところ、ワグネルに採用され、ウクライナに送られた。

 ザンビアのスタンリー・カクボ(Stanley Kakubo)外相は9日、家族への見舞金については「いずれ」検討すると述べた。(c)AFP