【12月11日 AFP】サッカーブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は10日、W杯カタール大会(2022 World Cup)準々決勝、クロアチア戦での敗戦で「心が壊された」と語り、キャリアで喫したどの負けよりも傷ついていると明かした。

 この試合で30歳のネイマールは、ペレ(Pele)氏に並ぶブラジル代表歴代最多通算77点目を決めたが、延長戦を終え1-1で迎えたPK戦ではキッカーを務めることなく、チームは2-4で敗れた。

 大会前に優勝候補の一角に挙げられていたブラジルは、これで2002年以来、通算6度目のW杯制覇まで最低でもあと4年待つことになった。

 ネイマールはインスタグラム(Instagram)に「心が壊された。間違いなくこれまでで最も傷ついた敗戦だ。試合後は10分くらい動けなかったし、その後は涙を止めることができなかった。残念ながらとても長い間傷つくことになるだろう」とつづった。

 試合直後にネイマールは、ブラジル代表として最後のプレーだった可能性を示唆したが、ペレ氏は「私たちを鼓舞し続けて」と励ました。

 82歳のペレ氏はインスタグラムを更新し、ネイマールが代表を続行することを願い、得点記録はブラジルを代表する栄誉にはかなわないと諭した。

「どんな数字も私たちの国を代表する喜びにはかなわないことを、君も私も知っている。私たちを鼓舞し続けてほしい。君が得点するたび、歓喜の拳を宙に突き上げ続けていたい。ピッチで君を見たあらゆる試合でそうしてきたように」 (c)AFP