モロッコ、アフリカ勢初のW杯4強入り ポルトガル撃破
発信地:ドーハ/カタール
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【12月11日 AFP】(更新)サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は10日、準々決勝が行われ、モロッコがポルトガルを1-0で破り、アフリカ勢として史上初の準決勝進出を果たした。
モロッコは前半の終盤に攻勢に出ると、42分にFWユセフ・エン・ネシリ(Youssef En-Nesyri)のヘディングゴールで先制した。後半はポルトガルからのプレッシャーが増す中、すでに負傷者が続出している中で主将のロマン・サイス(Romain Saiss)も途中交代。4人の主力DFのうち3人を欠くことになったが粘り強く戦い、アディショナルタイムには退場者を出しながらも踏ん張りきった。
今大会ではベルギー、スペインにも番狂わせを演じており、欧州の強豪相手に再びの金星となった。アラブ勢としても初のW杯4強入りで、最後は熱狂的なサポーターの後押しも間違いなく味方した。
一方、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は後半から途中出場するも効果的なプレーを見せられなかった。W杯決勝トーナメントでの自身初ゴールも奪えず、これがW杯ラストゲームになる可能性が高い。
ポルトガルはチームとしてもなかなか決定機をつくれず、W杯準々決勝では初黒星となった。
ワリド・レグラギ(Walid Regragui)監督が率いるモロッコは14日、アルベイト・スタジアム(Al Bayt Stadium)での準決勝でイングランドとフランスの勝者と対戦する。(c)AFP/Jed Court