【12月9日 People’s Daily】2022年11月6日から7日にかけて、第5回世界トップ科学者フォーラム(WLF)が上海で開催された。フォーラムでは、12タイムゾーンにまたがる20以上の国と地域から60人の国際トップクラスの科学者と30人以上の中国両院(中国科学院と中国工程院)の会員が、オンラインまたはオフラインの形式で集まり、最新の学術成果を共有し、新たな情勢に適応する科学研究協力のメカニズムを模索し、人類共通の課題の解決策を議論した。

 開会式や21のイベントを通じ、世界各地から集まった科学者たちが、科学における開放性と協調性を訴えた。

 今回のフォーラムでは、第1回世界トップ科学者協会賞(WLA賞)が授与された。指名・選考規則から審査・表彰プロセスに至るまで、国際的な科学賞と遜色ない内容になっている。トップの賞金は1000万元(約1億9600万円)で、世界でも最高額の科学賞の一つとなっている。

 過去5年間で、世界トップ科学者協会の会員数は、ノーベル賞受賞者68人を含む162人に達し、世界25か国、80のトップクラスの実験室・研究機関をカバーしている。それは、開放・協力こそが国際科学界の人々の望んでいることだと示している。

 また、上海は科学研究の国際協力の場としても豊かな土壌を提供した。2021年現在、上海には516の外資系研究開発センターがあり、5つの国際科学技術組織が上海代表処を設置し、永住許可を持つ外国人人材の数、外国人に発行した労働許可証の数は、それぞれ国内全体の約1/3、1/4を占めている。

 2022年11月4日、世界トップ科学者フォーラムの常設会場が上海臨港新エリアの滴水湖畔に正式にオープンし、海智国際研究開発コミュニティーが同時にお披露目となった。2025年までには、このコミュニティーにいくつかの共同実験室が建設または本格的に始動し、世界トップの科学者の入居を引きつけ、世界の若い科学研究人材を集めている。

 フォーラムの人気イベントの一つである「科学T大会」では、今年、国内外のトップの科学者や、若手科学者、科学少年が同じステージに立ち、そのアイデアで刺激し合った。老・中・若年の三世代の科学者と、全国各地から集まった「未来の科学者」が、オンラインとオフラインを結びつけた方式で、大物専門家の講演を聞き、面白い実験を行い、革新的な作品を展示したり、最先端技術に触れたりして、科学精神を体感し、科学事業に身を投じる熱意に火をつけた。

 5回のフォーラムにおいて、科学の種をまくというトップの科学者の本来の初心と使命は変わらないままだ。これからも、トップの科学者と未来の科学者は同じ場を共有し、対話を続けていくことだろう。(c)People’s Daily/AFPBB News