【12月9日 AFP】日本と英国、イタリアの3か国は9日、2035年までに次世代戦闘機を開発すると共同声明で発表した。米国など他のパートナーとの将来的な相互運用性を視野に入れている。

 3か国は「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」の下で、ステルス技術からハイテクセンサーまで、最先端の航空戦闘能力に関する研究を統合する。

 声明はGCAPについて、世界中で脅威や侵略行為が拡大している今、「われわれの高度な防衛力および技術的優位を一段と向上させる」壮大な構想だとしている。

 米国防総省は防衛省との共同声明で、GCAPへの支持を表明した。

 ある防衛省関係者は次世代戦闘機について、米国のステルス戦闘機F35をはじめとする既存の戦闘機を上回る性能を目指していると述べた。開発コストは未確定だが、3か国が均等に負担することはないとの考えを示した。

 日本経済新聞(Nikkei)によると、三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries)と英航空・防衛大手のBAEシステムズ(BAE Systems)、イタリアの防衛大手レオナルド(Leonardo)の3社が機体開発を統括する。(c)AFP/Katie Forster/Tomohiro OSAKI