【12月9日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は8日、ウクライナの電力インフラへの攻撃について「われわれがやっている」と認めた上で、今後も継続する考えを示した。また、「(インフラ攻撃は)誰が始めたことなのか」と語り、ウクライナ側への報復だとの姿勢を強調した。

 プーチン氏は大統領府(クレムリン、Kremlin)で行われた軍の褒賞授与式で、「隣国のエネルギーインフラへの攻撃をめぐり騒ぎ立てている向きもあるが、わが軍の作戦遂行が妨げられることはない」と語った。

 プーチン氏はまた、民間インフラへの攻撃は、10月にウクライナ南部クリミア(Crimea)半島とロシア本土をつなぐ橋の一部が爆破されたことへの報復だと明言。さらに、ウクライナ側は、ロシア西部クルスク(Kursk)州の原子力発電所の送電網を損壊させたり、ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州への上水供給を遮断したりしていると非難した。(c)AFP