【12月9日 AFP】実業家の前澤友作(Yusaku Maezawa)氏は8日、来年計画している米スペースX(SpaceX)の宇宙船での月周回旅行について、自身と共に搭乗する予定の8人のクルーを発表した。

 前澤氏は「ディアムーン(dearMoon)」と名付けられた、ほぼ6日かけて月を周回する計画を2018年に発表。当初、6~8人のアーティストを招待するとしていたが、参加クルーについては後にオンライン応募に基づく選考方式に変更した。

 選ばれたのはスティーブ・アオキ(Steve Aoki、DJ・プロデューサー、米国)、ティム・ドッド(Tim Dodd、ユーチューバー、米国)、イェミAD(Yemi AD、アーティスト、チェコ)、リアノン・アダム(Rhiannon Adam、写真家、アイルランド)、カリム・イリヤ(Karim Iliya、写真家、英国)、ブレンダン・ホール(Brendan Hall、映画製作者、米国)、デブ・ジョシ(Dev Joshi、俳優、インド)、T.O.P(Kポップミュージシャン、韓国)の各氏。

 バックアップクルーとして、ケイトリン・ファリントン(Kaitlyn Farrington、スノーボーダー、米国)、Miyu(ダンサー、日本)の2氏も選ばれた。

 前澤氏は参加クルーをツイッター(Twitter)で発表。ユーチューブ(YouTube)でも公開したが、すぐに非公開にされた。

 非公開になる前に保存された動画の中で前澤氏は、「責任感を持って地球から出て、月まで行って帰ってくるこの旅を通していろんなことを得て、それを地球に還元してほしいと思う」と語った。(c)AFP