【12月8日 AFP】ロシア大統領府は8日、同国が2014年に併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島の主要都市セバストポリ(Sevastopol)近郊で無人機が撃墜されたのを受け、ウクライナが同半島を攻撃するリスクがあると認めた。

 大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は記者会見で、「ウクライナ側はテロ攻撃政策を続けており、確かにリスクはある。一方で、われわれが得ている情報は、効果的な対策が取られていることを示している」と語った。

 ロシアはこの日、主要な海軍基地があるセバストポリの近くでドローンを撃墜したことを明らかにし、ミハイル・ラズボザエフ(Mikhail Razvozhayev)市長は「いつも通りに、われわれの軍は首尾よく任務を遂行した」と述べた。

 ロシアは、ウクライナ侵攻でクリミア半島を出撃拠点の一つとして使っている。セバストポリに対しては、過去にも「大規模な」ドローンによる攻撃があったとされ、ロシア側はウクライナの仕業だと非難していた。(c)AFP