【12月8日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は7日、国連(UN)をはじめとする国際機関や西側メディアは反ロシア的な偏見を持っていると非難した。

 プーチン氏はテレビ放送されたロシア人権委員会の年次総会で、2月24日に同国がウクライナに派兵して以降、国連や国連人権理事会(UN Human Rights Council)、欧州評議会(Council of Europe)、人権団体は「(ロシアを)冷笑するような偏見を示し始めた」と述べた。

 その上で、「これらの組織は自らに課せられた規定方針を果たせていないことになる」と批判。「明らかな偏見のために、わが国は一部の組織から脱退せざるを得なかった」「人権(尊重)の原則の下で、国家主権が踏みにじられ、政治や金融経済、イデオロギー面での西側支配が正当化されようとしている」と語った。

 また、外国メディアはウクライナでの軍事作戦に関する「卑劣なフェイクニュース」や「見え透いたうそ」を広めていると非難した。(c)AFP