【12月8日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)でグループステージ敗退に終わったベルギーのエデン・アザール(Eden Hazard)が7日、代表引退を表明した。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属する31歳のアザールは、自身のインスタグラム(Instagram)アカウントに、「きょうページがめくられる」とつづった。

「比類のないサポートに感謝する。2008年からこの幸せを分かち合ってくれてありがとう。代表キャリアに終止符を打つことに決めた。次世代に引き継ぐ準備はできている。寂しくなるよ」

 2008年に17歳で代表デビューを果たしたアザールは、通算126試合に出場して33得点を記録し、2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)で4強入りしたベルギーが誇る「黄金世代」の象徴となった。チームは国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで2位につけるが、30代の選手を中心に臨んだ今大会はモロッコとクロアチアに次ぐグループF3位に終わった。

 キャプテンを務めたアザールは、大会期間中にチームがW杯で優勝する最大のチャンスは通り過ぎてしまったと認め、周囲を驚かせていた。

 さらにチームはカタールでは内紛のうわさにつきまとわれ、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)やティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)を含む多くのスター選手にとってこれが最後のW杯になった可能性が高い。敗退後にはロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督が退任を発表している。(c)AFP