【12月8日 AFP】ウクライナと国境を接するロシア西部クルスク(Kursk)、ベルゴロド(Belgorod)両州の知事は7日までに、防衛線の建設状況を視察したと明らかにした。両知事は数日前、主要な軍用飛行場がウクライナ軍による無人機攻撃を受けたと主張していた。

 クルスク州のロマン・スタロボイト(Roman Starovoyt)知事は、対戦車防御用障害物とみられるピラミッド型のコンクリートブロックの写真を公開した。

 隣接するベルゴロド州のビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)知事は6日、「全州民の安全を確保するため」州内の防衛設備を視察したと報告。さらに、自衛部隊を編成するとした。

 英国防省は7日のウクライナ侵攻に関する定例会見で、ロシア側の防衛線強化は「愛国心の高揚」が狙いだが、ロシアの政治指導者の間には「(ウクライナからの)侵攻の脅威が現実味を帯びている」とみる向きもあるとの見解を示した。(c)AFP