【12月8日 AFP】(更新)サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)での戦いを終えた日本代表の選手たちが7日に帰国し、キャプテンの吉田麻也(Maya Yoshida)は、今大会での悔しさを乗り越え、5度目のアジア王者に照準を合わせると述べた。

 5日に行われた決勝トーナメント1回戦で、PK戦の末にクロアチアに敗れた日本は、史上初となる準々決勝進出はならなかった。

 しかし、成田国際空港(Narita Airport)には数百人のファンが駆けつけ、カタールから帰国した選手らを出迎えた。

 帰国会見に臨んだ吉田は「ここで歩みを止めてはいけない」と語った。

「もう一度ここからアジアカップというタイトルを取り返して、まずアジアの頂点に立つ」

「戦いが続いていくわけで、サッカー選手である以上、毎日この戦いに打ち勝っていかないといけない」

 第18回アジアカップ(2023 AFC Asian Cup)は、新型コロナウイルスの厳格な規制により中国が開催を返上したため、カタールで行われることになっている。

 当初は来年の6月から7月に開催される予定だったが、カタールの夏の猛暑を避けるために、2024年の年明けに延期される可能性が高い。

 アジアカップで4度の王者に輝いている日本は、カタールで前回開催された2011年の第15回大会(AFC Asian Cup 2011)が最後の優勝となっている。

 ベスト16でクロアチアに敗れたものの、優勝経験のあるドイツとスペインを撃破しグループ首位で勝ち上がった日本の森保一(Hajime Moriyasu)監督は、「われわれは目標とするベスト16の壁を破ることができず、新しい景色は見ることはできませんでしたが、選手たちは新しい時代を見せてくれたと思います。しかしながら、まだまだ新しい時代の入り口にしかすぎないと思っています」と話した。(c)AFP