【12月7日 AFP】欧州連合(EU)の医薬品規制当局、欧州医薬品庁(EMA)は6日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」対応2価ワクチン2種について、これまで追加接種(3回目以降)限定としてきたが、初回接種(1・2回目)から使用可能とする方針を発表した。

 EMAはオミクロン株の派生型「BA.4」と「BA.5」に対応した米製薬大手のファイザー(Pfizer)とモデルナ(Moderna)製のワクチンを9月と10月にそれぞれ承認したが、対象は初回接種を終えている人に限定していた。

 だが、EMAの緊急対策当局は2種類のワクチンについて「初回接種」での使用を認めることを決定したと発表した。両ワクチンは大人にも子どもにも使用できる。

 EMAは、これらのワクチンを追加接種に使用した場合の安全性は「従来のmRNAワクチンと同等」としている。(c)AFP