【12月7日 Xinhua News】中国水利部黄河水利委員会はこのほど、黄河流域の土壌保全状況をまとめた黄河流域水土保持公報(2021年)を発表した。内容には土壌流出の現状と対策、監督管理、年度内に起きた重要な事柄などが含まれる。

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 保全状況が良好と判断された土壌が土壌全体に占める割合を示す「水土保持率」は、1990年の41・49%から2020年の66・94%に上昇した。21年はさらに67・37%となり、うち黄土高原地域の保持率は63・89%だった。

 黄河流域では、これまでに土壌侵食面積25万9600平方キロ(2596万ヘクタール)余りの対策がほぼ完了している。うち、624万1400ヘクタールで段畑が造成され、1297万1800ヘクタールで土壌保全林が整備された。237万6600ヘクタールが草地となり、437万3200ヘクタールで立ち入り制限措置が取られた。流域に設置された砂防ダムは大型が6265カ所、中型が1万500カ所、小型が4万200カ所となった。(c)Xinhua News/AFPBB News