【12月7日 Xinhua News】中国安徽省(Anhui)の揚子鰐(ヨウスコウワニ)国家級自然保護区でこのほど、人工繁殖したヨウスコウワニの「引っ越し」が行われた。

 同種は中国固有の希少種で、2億年以上にわたり存続してきたことから「生きた化石」と呼ばれ、国家1級保護野生動物に指定されている。寒くなると洞穴で冬眠するが、飼育池には多くのワニがいて適切な場所がないため、気温が10度まで下がると人の手で暖房付きの施設に移し、翌春に再び池に戻している。この引っ越しは毎冬恒例となっている。

 同保護区管理局によると、越冬プロジェクトの本体改築工事が完了し、大がかりな移動は今回が最後になるという。(c)Xinhua News/AFPBB News