【12月6日 AFP】2日に行われたサッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)グループGのセルビア対スイス戦で、セルビアの選手とスタッフに規定違反や差別行為があった可能性があるとして、国際サッカー連盟(FIFA)は5日、セルビアサッカー連盟(FSS)に対して処分の手続きを開始したと発表した。

 FIFAは具体的な内容を明かしていないが、スイスが3-2で勝利した一戦では、試合中に観客に対して「差別的なチャントやジェスチャー」をやめるよう求めるアナウンスが流れた。アナウンスが流れた理由は不明だが、直前にはスイスのグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)と複数のセルビアの選手が衝突する場面があった。

 ジャカはコソボをルーツに持つ。セルビアの旧自治州のコソボは、国民の大多数をアルバニア人が占める。(c)AFP