【12月6日 AFP】反ユダヤ主義と思われる投稿で物議を醸した米プロバスケットボール(NBA)、ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のカイリー・アービング(Kyrie Irving)について、同国スポーツ用品大手ナイキ(Nike)は5日、スポンサー契約を終了したと明らかにした。

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 同社の広報担当者がAFPに対し、1行の電子メールで「カイリー・アービングは、もはやナイキのアスリートではない」とコメントした。アービングとナイキの契約はスポーツ界でも破格の約1100万ドル(約15億円)と伝えられていた。

 アービングは10月、反ユダヤ主義的な内容を含む2018年の映画『Hebrews to Negroes: Wake up Black America』へのリンクを投稿。その後ナイキとのスポンサー契約には疑問が投げ掛けられ、同社に対する重圧が強まっていた。

 アービングは所属するネッツからも表立って謝罪を促されたが拒否し、出場停止などの処分を受けた。

 一方、ナイキは11月上旬にアービングとの関係を停止し、同月に予定されていたモデルシューズ「カイリー8(Kyrie 8)」の販売を取りやめていた。

 アービングはその後、自身は反ユダヤ主義ではないと釈明し、謝罪している。(c)AFP/Huw GRIFFITH