【12月6日 AFP】ロシア南西部の飛行場2か所で5日、ウクライナによる無人機攻撃があり、3人が死亡した。ロシア国防省が発表した。

 攻撃を受けたのは、リャザニ(Ryazan)州のジャギレボ(Dyagilevo)飛行場とサラトフ(Saratov)州のエンゲリス(Engels)飛行場。国防省によると同日朝、ウクライナの旧ソ連製無人機が飛来し迎撃されたが、残骸が飛行場に落下し爆発。ロシア兵3人が死亡、4人が負傷し医療施設に搬送された他、航空機2機が軽度の損傷を受けた。

 同省は、攻撃の標的はロシアの長距離飛行機だったと指摘。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領がこの攻撃について報告を受けたと説明した。

 また国防省は同時に、同国軍がモスクワ時間の同日午後3時(日本時間同9時)ごろに「ウクライナ軍の指令システムおよび関連する防衛と通信、エネルギー、軍事施設に対する大規模な攻撃」を実施したと発表。「17の標的すべてに命中した」とした。(c)AFP