【12月6日 AFP】ウクライナ各地で5日、ロシアによる新たなミサイル攻撃があり、停電が発生した。気温が低下する中、ウクライナの重要インフラはロシアの度重なる攻撃を受け逼迫(ひっぱく)している。

 中部ザポリージャ(Zaporizhzhia)州のオレクサンドル・スタルフ(Oleksandr Starukh)知事によると、同州ではミサイル攻撃で2人が死亡。当局によれば、東部スムイ(Sumy)や南部オデーサ(Odessa)、ミコライウ(Mykolaiv)の各州ではミサイル攻撃により水道や電力、暖房の供給に支障が出ている。

 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はソーシャルメディアに投稿した動画で、ミサイルの大半が防空システムによって撃墜されたと説明した。

 ウクライナでは、数か月に及ぶ電力施設への組織的な攻撃により、国内のエネルギー供給網の半分近くが損傷。気温が氷点下に下がる中、暖房や電気が数時間にわたり停止する事態が頻繁に起きている。(c)AFP