【12月6日 Xinhua News】中国の市場調査会社、艾媒諮詢(iiメディアリサーチ)は1日に発表した「2022年中国ロボット業界発展特別研究報告」で、中国ロボット業界の今年の市場規模が前年比31・0%増の1712億4千万元(1元=約19円)になると予想した。2027年には6千億元に迫り、21~27年の年平均伸び率は28・7%になるとの見通しも示した。中国ロボット市場は供給・需要両サイドからの後押しの下で良好な先行きが見込まれており、業界は黄金期を迎えている。

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 同報告によると、中国のロボット開発は各セグメンテーションで急速に進んでいる。国内のロボット業界では、早くから開発を始めた産業用ロボットの優位性が顕著で、市場でも中心的地位を占めているが、サービスロボットも応用シーンの拡大とともに、応用価値と投資価値が徐々に高まっている。

 中国のサービスロボット市場は2023年に産業ロボット市場を抜き、959億2千万元になると見込まれる。25年には1850億1千万元になると予測され、大きな成長の余地がある。中でもビジネス用サービスロボットは、家庭用サービスロボットに比べて投資の活発度や技術面で一定の優位性があり、成長の余地も比較的大きいとされる。(c)Xinhua News/AFPBB News