【12月6日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)楽山市(Leshan)平興鎮(Pingxing)にある熱帯植物園の白象谷でこのところ、夏の風物詩とされるホタルが現れ、多くの人々が見学に訪れている。ホタル研究の専門家、曹成全(Cao Chengquan)氏によると、この冬の夜空を飛び交ったホタルは黄縁短角マドボタル(Diaphanes flavilateralis)で、生息環境への要求が非常に高いという。

 同種は2001年に発見された新種で、触角がのこぎり状をしている。雄には完全な羽があるが雌にはない。雄は2節の発光器を、雌は4つの点状の発光器を持つ。

 専門家によると、この種のホタルは一般的な標高の低い地域に生息するホタルとは異なり、湿った寒い気候を好み、晩秋に羽化して冬に繁殖するという。(c)Xinhua News/AFPBB News