【12月5日 CGTN Japanese】中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室によりますと、北京時間12月4日午後8時9分ごろ、有人宇宙船「神舟14号(Shenzhou-14)」の帰還モジュールが中国北部の内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)にある東風着陸場に無事着陸しました。宇宙飛行士の陳冬(Chen Dong)氏、劉洋(Liu Yang)氏、蔡旭哲(Cai Xuzhe)氏の体調は良好で、5日未明に北京に到着したということです。

 有人宇宙船「神舟14号」は2022年6月5日に酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、その後、コアモジュール「天和(Tianhe)」とドッキングしました。3人の宇宙飛行士は軌道上で6カ月間の滞在中に船外活動を3回行い、宇宙ステーション内外の設備などの設置と調整を完了したほか、さまざまな宇宙科学実験と技術試験を実施し、11月29日に打ち上げられた「神舟15号(Shenzhou-15)」の宇宙飛行士と軌道上で仕事を交代しました。また、貨物宇宙船と宇宙ステーションの世界最速ドッキングなど多くの歴史的瞬間に立ち会ったほか、宇宙と地上をつないで授業を行う「天宮教室」の実施など、一連の特色ある科学啓発活動を行いました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News