【12月6日 Xinhua News】中国上海市ではここ数年、世界的な有名シェフによる「中国1号店」の出店が相次いでいる。ネット出前など生活関連サービスを手掛ける美団の中国レストランガイド「黒珍珠餐庁指南」が発表した「中国高級レストラン報告書2022」によると、上海では2021年に中国料理以外のレストラン数が20年比で18%近く増え、店舗数では和食、フランス料理、ステーキ、イタリア料理が上位に入った。

 高級レストランの急速な発展は、上海における世界各国グルメの発展も促している。「黒珍珠餐庁指南」が発表した最新リポート「2022長江デルタ高級レストラン業界洞察」によると、長江デルタ地域(江蘇省、浙江省、安徽省、上海市)の高級レストラン数は22年上半期(1~6月)に1600店を上回った。そのうち、上海市のレストラン数は885店と省・自治区・直轄市別ランキングで全国1位に立ち、長江デルタ地域で高級レストラン業界の発展が加速しつつあることも明らかになった。

 中国国際輸入博覧局のデータによると、中国国際輸入博覧会(輸入博)では食品・農産物展示エリアの出展企業数および国・地域数が毎回最多となっており、消費者の注目度が最も高いエリアの一つとなっている。今年11月に開かれた第5回輸入博には100以上の国・地域の企業1076社が出展し、食品・農産物展示エリアに出展した海外企業の多くがすでに次の第6回輸入博に申し込んでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News