【12月5日 AFP】サッカーイングランド代表のラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)が、W杯カタール大会(2022 World Cup)を戦っているチームを離れて帰国することになった。報道によれば、自宅が侵入被害にあったためだという。

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 イングランドサッカー協会(FA)は、スターリングが「家庭の事情」に対処するため、チームが3-0で勝利した4日のセネガル戦のメンバーから外れたと発表。10日に行われるフランスとの準々決勝までに復帰できるかは不透明となっている。

 英メディアの報道によれば3日夜、スターリングの家族の在宅中に武装した侵入者が自宅へ押し入ったという。

 ギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)代表監督は、「現時点で明らかに最優先なのは家族のそばにいることだ。われわれはそれを支持し、必要なだけの時間を取ってもらうため、彼を帰した」と明かし、「サッカーが最も重要ではないときはあるし、家族を一番に考えるべきだ」と話した。

 スターリングは、サウスゲイト監督が就任してからの6年間で代表の中心選手となっており、代表戦81試合に出場して20ゴールを決めている。今大会もイランに6-2で勝利した試合で1得点を挙げていた。(c)AFP