11月20日午後、ソウル・蚕室(チャムシル)球場で開催されたイベント試合に先立ち、グラウンドで待機する斗山ベアーズのイ・スンヨプ監督(c)news1
11月20日午後、ソウル・蚕室(チャムシル)球場で開催されたイベント試合に先立ち、グラウンドで待機する斗山ベアーズのイ・スンヨプ監督(c)news1

【12月04日 KOREA WAVE】韓国プロ野球・斗山(トゥサン)ベアーズのイ・スンヨプ(李承燁)監督の通算600号本塁打ボールが最近、韓国の競売会社コベイオークションに出品され、競売により1億5000万ウォン(約1551万円)で売れた。始値1億5000万ウォンで競売にかけられたホームランボールは、匿名の単独応札者にそのまま落札された。スポーツ物品の落札価格としては韓国最高価格という。

イ・スンヨプの600号本塁打は2016年9月14日、サムスンライオンズとハンファ・イーグルスの16回戦で出た。当時、5番指名打者として出場し、2回裏、ハンファのイ・ジェウの時速115キロのフォークボールを打ち返し、右翼フェンスを越えた。KBOリーグだけで441号、日韓通算600号本塁打だった。

ホームランボールは外野席に座っていたヤン・ギドンさんが取った。ヤンさんは米国で勉強する息子の学費のためにこのボールを競売にかけたという。

600号本塁打を達成した選手は韓国でイ・スンヨプが唯一。米大リーグ(MLB)でも8人、日本は2人だけだ。

米大リーグでは、ホームランボールの競売が活発だ。歴代最高価格をつけたのは、1998年にマーク・マグワイアが放ったシーズン70号本塁打のボールで、300万5000ドル(約4億357万1500円)で落札された。

2018年にはベーブ・ルース、サイ・ヤング、タイ・コブら大リーグ伝説16人がサインした野球ボールが、競売で62万3369ドル(約8371万円)で落札されたこともあった。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News