【12月4日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は3日、決勝トーナメント1回戦が行われ、アルゼンチンがリオネル・メッシ(Lionel Messi)の得点などでオーストラリアを2-1で下し、今大会ここまで無敗のオランダが待つ9日の準々決勝に駒を進めた。

 キャリア通算1000試合目で789ゴール目を挙げたメッシだが、W杯の決勝トーナメントではこれが初得点となった。

 史上最高のサッカー選手の一人である35歳のメッシは、自身にとって間違いなく最後のW杯となるであろう今大会で自身初優勝を目指している。

 35分にカーブのかかったシュートをゴール左下に流し込んだメッシの鮮やかな先制点は、カタールであらゆる予想に反して粘り強い戦いを見せていた勇敢なオーストラリアの抵抗、そしてその心を打ち砕いた。

 アルゼンチンは57分、ペナルティーエリア内で相手GKのマシュー・ライアン(Mathew Ryan)に激しいプレスをかけると、フリアン・アルバレス(Julian Alvarez)が追加点をマーク。77分にはエンソ・フェルナンデス(Enzo Jeremias Fernandez)がオウンゴールを献上し、終盤は意外にも神経をすり減らす展開となったが、なんとか逃げ切った。(c)AFP/Peter STEBBINGS