【12月4日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)で16強入りを果たした日本代表で、スーパーサブになっている堂安律(Ritsu Doan)は、クロアチア戦を5日に控える中、ベンチメンバーの強みが試合を左右し得ると信じている。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のSCフライブルク(SC Freiburg)に所属する堂安は、金星を挙げたドイツ戦とスペイン戦の両方で途中出場から重要な役割を果たして同点弾をマークし、日本の組首位通過に貢献した。

 ドイツ戦では途中出場から4分ほどでネットを揺らした堂安は、後半頭から投入されたスペイン戦でも3分足らずで結果を残した。

 日本がW杯で初の8強入りを目指す中、堂安はベンチ選手のオプションがさらなる勝ち上がりにつながると信じている。

 3日、取材に応じた堂安は「5人交代にルールが変わって正直ありがたいというのは感じている。途中出場でチームを変える選手がそろっている」とコメントした。

「選手としてサブから行くことは本望ではないけど、26人全員で戦っている」

 クロアチアからこれまでと違った試練を突きつけられることが予想される中、堂安は激しい消耗戦に向けて準備ができている。

 4年前のロシア大会(2018 World Cup)で、フランスとの決勝に敗れ準優勝に終わったクロアチアについて、堂安は「しぶとくて堅いチームのイメージ」と評した。

「ベテラン選手が多くて、経験豊富な戦いをする試合巧者」

 クロアチア戦でゴールを挙げれば、W杯の1大会で3得点を決めた最初の日本人選手になる堂安だが、チーム初となる8強入りに貢献したいという気持ちがより強いと語った。

「2点取ったことも忘れてやろうと思ってトレーニングをしているし、ベスト16の壁を越えようという思いが強い」 (c)AFP/Andrew MCKIRDY