【12月2日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相とロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は2日、電話会談し、ショルツ氏はウクライナ侵攻の終結に向け外交的解決を模索するようプーチン氏に求めた。

 ドイツ首相報道官は「首相はロシア大統領に対して軍部隊の撤退を含め、可及的速やかに外交的な解決を果たすよう促した」と述べた。

 独ロ首脳の電話会談は9月中旬以来。報道官によると、1時間に及んだ会談で、「(ショルツ氏は)ウクライナでの民間インフラへの攻撃を特に非難し、ロシアの侵略に対してウクライナの防衛能力を強化するドイツの決意を強調した」という。

 一方、ロシア大統領府によると、プーチン氏は、ウクライナのインフラへの攻撃は「避けられない」ものであり、西側諸国は「破壊的な」政策を推進していると批判した。

 大統領府は声明で、「ウクライナ政府によるロシアの民間インフラへの挑発的な攻撃に対応するため、こうした措置を取らざるを得ず、避けられなかった」と主張した。(c)AFP