【12月1日 AFP】欧州連合(EU)が、ロシアがウクライナで行ったとされる戦争犯罪を裁くための特別法廷の設置を提案したことを受け、ロシア大統領府は1日、そのような法廷に正当性はなく、ロシア側が受け入れることはないと表明した。

 EU欧州委員会(European Commission)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長は11月30日、ウクライナ侵攻をめぐりロシア高官を裁判にかけるため「特別法廷」を設置するという考えに言及していた。

 これについてロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は記者会見で、「何らかの法廷設置の試みについて言えば、そのような法廷には何の正当性もない。われわれに受け入れられることはなく、非難されるだけだ」と述べた。(c)AFP