【12月1日 AFP】ボクシングの世界王者カネロ(Canelo)ことサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)が30日、サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)で母国のユニホームをぞんざいに扱ったとしてアルゼンチンのリオネル・メッシ(Lionel Messi)を非難した件で、メッシに謝罪した。

 アルバレスは先日ツイッター(Twitter)で、メッシがアルゼンチンのロッカールームの床に置かれたメキシコ代表のユニホームを足で触ったような様子が確認されたことを受け、「侮辱している」と怒りをあらわにした。

 アルバレスは「われわれのユニホームと旗で、メッシが床を拭いているのを見たか???? 俺に見つからないように、彼は神に祈ったほうがいい!!」とツイートしたが、メッシの擁護派は即座に、サッカーの試合後にユニホームが床に置いてあるのは何も珍しいことではないと反論していた。メッシは試合後にメキシコのアンドレス・グアルダード(Andres Guardado)とユニホームを交換したとみられている。

 アルバレスは30日に改めてツイッターを更新し、「自分の国への情熱と愛情からわれを忘れ、不適切なコメントをしてしまった。メッシとアルゼンチンの人たちに謝りたい」と謝罪。過剰に反応してしまったと釈明し、「私たちは毎日新しいことを学ぶ。今回は私の番だった。本日の両チームの成功を祈る。最後までメキシコをサポートし続ける」とつづった。

 その後行われた試合では、アルゼンチンが2-0でポーランドを下し、グループC首位で決勝トーナメントに進出。同組のメキシコは2-1でサウジアラビアに勝利したが、得失点差でポーランドを下回り敗退が決まった。(c)AFP